自分のバットを買って公園で素振りやバッティングセンターで打ち込みたいけど、初めてなのでどのバットがよいのかわからない・・・
今回はそんな草野球の初心者が初めて買うバットの選び方について紹介します。
選ぶ項目(基本)
バットの長さが合う
自分の片腕の長さ x1.3 が合うバットの長さといわれています。
わたしだと片腕長さ64センチ x 1.3=83.2で83センチまたは84センチが適当なバット長さになります。
わたしの愛用バット、ZETT(ゼット)ブラックキャノンZ2は長さ84センチです。
赤い枠で囲った部分に「84CM」とある、これがバットの長さです。
草野球向けのバットだと、83センチから85センチ長さのバットが主流でスポーツショップや野球専門店に多くあります。
人によって、計算した長さより長いほうが振りやすかったり、短いほうがコントロールしやすかったりするので、試打できるバッティングケージや素振りエリアがあるお店で実際にバットを振ってみることも大事です。
バットの重心が合う
バットの重心にはトップバランス、ミドルバランス、カウンターバランスの3種類あります。
トップバランスはバット先端に重心があり、バットの遠心力を生かしてボールを遠くに飛ばす長距離バッターに向いているといわれています。
しかし長距離バッターでなくても2塁打、3塁打、そしていつかホームランを打ってみたいならトップバランスのバットが必須です。
ミドルバランスはバットの中間に重心があり、バットコントロールと振りやすさに定評があります。同じ重量でもトップバランスに比べて重心が手元にあり軽く感じます。
ボールをバットに当てやすいので草野球界でも利用者が多いのはミドルバランスのバットです。トップバランスに比べて遠心力は大きくないので中距離バッター向けといわれています。
カウンターバランスは手元に重心があり、同じ重量でもトップバランス、ミドルバランスに比べて軽く感じます。軽くスイングできてしまうので、ミートするのが難しいですが、振り遅れしにくく、インコースにも対応しやすいです。短距離バッター向けといわれています。
バットの重さが合う
草野球用バットで多いのは650~750グラムの重さです。
素振りをして重くも軽くもないちょうど良い重さを感じるバットが良いです。
軽すぎると腕だけのスイングになり、バットに力が伝わらずボールが飛びません。重すぎるとスイングスピードが落ち、振り遅れて空振りや凡打の原因となります。
バットのグリップが合う
バットの重心を先端に寄せるためには手元、つまりグリップを軽くする必要があるので、トップバランスのバットはグリップの細いものが多いです。
反対に手元近くに重心があるミドルバランスやカウンターバランスのバットのグリップは、しっかり握れる太さのものが多いです。
振りやすいけど、グリップがもう少し太いほうがいい、細いほうがいいと感じたら、グリップに巻かれているテープ(グリップテープ)を張り替えることでグリップの太さを変更できます。
わたしの愛用バットも細めのグリップだったので、厚めのグリップテープに張り替えてしっかり握れるようにし、グリップエンドもフレアグリップ(タイカップ式)にしてバットコントロールしやすいように変えています。
グリップテープはお店サンプルでグリップを握った感が良かったものに巻き変えました。
グリップエンドをフレアグリップにするにはグリップエンドゴムを使いました。
グリップテープやグリップエンドを変えるのはバット購入後でも可能なので、まずは試合や練習でそのままのバットを使い込んで自分に合うグリップの太さや形を確かめてくださいね。
選ぶ項目(好み)
価格
バットメーカーは11月~翌年2月に新モデルを発売しますので、価格は気にせず最新バットを使いたいなら、2月以降が良い購入タイミングです。
スポーツショップや野球専門店で素振りや試打もOKなお店もあるので、購入前に1度は現物バットを触ってください。
最新モデルが発売されると前年モデルが型落ちで価格が下がるので、最新じゃなくていいけどできるだけ新しいモデルのバットが欲しい人にオススメです。
ヤフオクやメルカリ、ラクマなどオークションサイトに中古バットが出品されていますが、商品画像から傷の程度や使われた頻度などバット状態を把握するのは困難なので、良いバットだったらラッキーくらいで考えて購入するのはありかと思います。
デザイン
草野球用バットには、高校野球やプロ野球で使うことが禁止されている奇抜なデザインやカラーリングのものがたくさんあります。
2018年大人気だったローリングスのハイパーマッハS(ミドルバランス)はM球のハート型の溝に噛み合って打球の食いつきを高めるイボイボが特徴です。
2018年に初めて自分のバットを買おうと思い、お店に通ってさまざまなバットの感触を確かめて、ブラックキャノンZ2(トップバランス)とハイパーマッハS(ミドルバランス)のどちらにしようか迷った記憶があります。
トップバランスのバットを使った経験がなかったので使ってみたかったのと、ハイパーマッハSは1番重いモデルで660グラムしかなく振り心地が軽すぎたので、ブラックキャノンZ2を選びました。
バットの先端とグリップエンドの形に特徴があるのは、バットヘッドが斜めにカットされ、グリップエンドはアルファベットのJ形になっている美津和タイガーのイオタxハイパーウィップです。
美津和タイガーの別のモデルで同じバットヘッド、グリップエンドをもつレボルタイガーイオタというバットを振ったことがありますが、Jグリップはとても握りやすく、重さも720グラムとちょうど良い振り心地でした。
唯一わたしが懸念したのは、Jグリップの形上、グリップを握る手の向きが常に同じになるので、ボールがバットに当たる面も常に同じになり、バットの劣化が速くなるかもしれない点です。
通常のグリップをもつバットであれば、グリップを握る手の向きを変えられますし、それによってボールがバットに当たる面も変わるので、バット寿命を延ばすことができます。
打感
草野球用バットで市場に多く出回っているのは、アルミ合金、超々ジュラルミン、カーボン、複合のいずれかがメイン素材のものです。
アルミ合金のバットは軽量でコントロールしやすく、ガンっという打感が特徴です。
超々ジュラルミンのバットはその硬さで耐久性に優れていて、ボンっという打感が特徴です。
カーボンのバットは強度が高いうえに軽量なので、バットコントロールもしやすく打球も遠くに飛ばすことができます。ボコっという打感です。
わたしのブラックキャノンZ2もカーボンバットになります。
複合バットは打球部に反発力が大きいポリウレタンなどの素材を使っています。
アルミ合金、超々ジュラルミン、カーボンに比べて飛距離が段違いにでるので草野球界で大人気です。
代表的なバットはミズノのビヨンドマックスシリーズです。
まとめ
今回は草野球の初心者が初めて買うバットの選び方について、基本項目と好み項目に分けて紹介しました。
バッティングセンターのボールは軟式ボールM球より硬く重く、草野球用バットで打ちすぎるとバットの劣化が速くなる可能性があるので注意です。
あなたにぴったりの素晴らしいバットとの出会いがありますように!
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