部屋の大掃除をしていたら、学生時代に使っていた野球グローブがでてきた。
同じ野球部だった今でも仲の良い友達に声をかけて近くの公園で数年ぶりにキャッチボール。
野球の楽しさを思い出し、キャッチボールだけでは物足りなくなり、試合もやってみたいよねということで、他の野球に興味ありそうな仲間に声をかけて、自分たちの野球チームを発足しようという話になったあなた。
そんなあなたのために今回は草野球チームの立ち上げについて紹介します。
草野球チームを立ち上げるには?
草野球チームを立ち上げるには、まず人数確保です。
野球の試合をするには最低9名必要です。
「自分のまわりに野球やりたい仲間がちょうど8名いる!」
なんてことはほぼないので、近所のスポーツ用品店やバッティングセンターに頼んでメンバー募集チラシを貼らせてもらったり、野球SNSでメンバー募集のメッセージを書いたりして集めます。
野球SNSで有名なのはラボーラ野球です。
わたしが所属しているチームのキャプテンに聞いたところ、チーム発足当時(今から6年前)の問い合わせでチラシからの人はゼロ、すべてラボーラ経由だったそうなので、ネット検索が当たり前の今なら野球SNSにメンバー募集を掲載するだけで大丈夫です。
自分たちが望むメンバーが集まるように、少なくとも次のことは募集要項に書いておくとよさそうです。
チームのコンセプト
- 試合の勝ち負けよりも参加者が楽しめる野球を目指す
- 上手くなる目標を持つため軟式野球連盟の大会に参加する
活動頻度
- 月2~3回の練習または試合
- 活動は日曜日
募集ポジション
- キャッチャーとピッチャー以外
費用
- 年会費、ユニフォーム代あわせて◯◯円程度
その他
- グローブとスパイクは各自用意
ネット募集でメンバーが集まりそうにないなら、メンバーの学生時代や職場の友人に声をかけてもらったり、バイト仲間に声をかけたりしてなんとか9名は集めましょう。
野球が上手い、下手は関係なく、まずは人数です。
地域の軟式野球連盟によって、チーム登録に必要な最低人数(例えば10名以上)が異なるので要確認です。
必要な人数が集まるまでの時間も無駄にせず、キャッチボールやバッティングセンターで試合に向けて準備しておくことも大事ですよ。
草野球チームを作ると費用は幾らかかる?
チーム費用
練習のみの活動でも費用がかかります。
- 練習用ボール(M球)12個:7200円(600円/個)
- グラウンド使用費2時間:1000~8000円(施設によって異なる)
合計:8000~16000円
練習試合も含めると追加で費用がかかります。
- グラウンド使用費2時間:1000~8000円(施設によって異なる)
- 試合で使う新球2つ:1200円(600円/個)
- チームバット1本:1~3万円
- キャッチャー道具1式:2~3万円
- キャッチャー道具バッグ:5000円
- 派遣審判(必須ではない):4000~8000円(1名1試合)
合計:4~9万円
地域の軟式野球連盟の大会に参加するとさらに追加費用が発生します。
- 連盟登録費:無料(地域によって異なる)
- 連盟大会参加費:1~3万円(大会によって異なる)
- ヘルメット7つ:3~4万円(5000円/個)
- メンバー表:100~200円
合計:4~7万円
練習用ボール、チームバット、キャッチャー道具1式とバッグ、ヘルメットは中古で探せばコストを抑えることが可能です。
個人費用
チーム費用のほかに個人費用も忘れてはいけませんね。
- 軟式グローブ:1~3万円
- スパイク:5000~15000円
- ユニフォーム(帽子含む):1~2万円
- アンダーシャツ:3000円
- ストッキング:1000円
合計:3~7万円
わたしのチームはほぼ全員自分のバットを持っているので、
- バット1本:1~3万円
も含めると、合計4~11万程度になります。
新規でユニフォームを作る場合は、所属する軟式野球連盟の規定に反さないよう注意してくださいね。
草野球ユニフォームの規定などについてはこちらの記事にまとめてあります。
グローブやバットのメンテナンス用品、足がつりやすいわたしのようにSKINS(スキンズ)コンプレッションエッセンシャルカーフタイツなどを含めると、もう1万はプラスでみておいたほうがいいですね。
草野球のための保険はチームで入れる?
草野球チームで加入できて「小さな掛け金で大きな補償」が得られるスポーツ安全保険と呼ばれるものがあります。
年間1人あたり、65歳以上なら1200円、64歳以下なら1850円の掛け金で傷害保険、賠償責任保険、突然死葬祭費用保険の事故補償を得ることができます。
スポーツ安全保険についてはこちらの記事にまとめてあります。
去年の軟式連盟の大会で、わたしのチームの内野手が後ずさりしながらフライを捕りそこねて、そのまま後ろに倒れて頭を打って、しばらく起き上がれない状態になり、すぐ救急車を呼んで病院までついていったことがあります。
幸いにもその人はなんともなかったのですが、後日病院から救急車と検査代の請求が届いて、予想外に高くて驚いたそうです。
スポーツ安全保険に加入していれば、「傷害保険」で補償されるケースでした。
去年の練習試合で、わたしのチームのバッターが打ったファールボールがバックネットを越えて、近くの家のベランダに飛び込み、ベランダに置いてあった虫カゴを壊したこともありました。
バッターとキャプテンがその家に謝罪に行って、虫カゴを弁償する形で話をまとめたそうです。
スポーツ安全保険に加入していれば、「賠償責任保険」で補償されるケースです。
試合中に頭を打って病院で検査したら入院することになった、
打ったボールがフェンスを越えて近くの家の高級車に当たり、ボディがへこんだ、
なんてことになっていたら・・・と考えると、
なにかしらの保険に加入しておいたほうが無難ですね。
まとめ
今回は草野球チームの立ち上げについて紹介しました。
試合をするためにもまずは最低9名集めることに注力します。
ラボーラなど野球SNSも活用してメンバー募集しながら、9名集まるまではキャッチボールやバッティングセンターの自主練で時間を無駄にせずに試合に向けた準備ができますよ。
野球用具は新品で揃えようとすると高価になるので、最初はヤフオクやメルカリなどで中古を探して費用をおさえることもできますね。
練習と違って試合は相手も関わってくるので、万が一のためにスポーツ安全保険のような保険に加入しておくと安心ですよ。
怪我のない草野球ライフを楽しんでくださいね。
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