4月も後半に入り、気温も高くなって、草野球がますます楽しくなる季節になってきました。
練習試合だけでなく、すでに春の公式戦を戦っているチームもありそうですね。
今年から草野球デビューされる人も多いかと思います。
今週末に初めての練習試合がある草野球の初心者がいるかもしれないので、今回は草野球で悪いとされるマナーについて、試合前、試合中、試合後に分けて紹介します。
試合前の悪いマナー
試合当日に9人そろわない
相手チームに対して最も失礼な行為です。
人数不足で試合ができないことは絶対に避けるべきで、万が一の事故や病気のことも考えて、9人+2人の計12人はメンバーをそろえておきたいですね。
試合開始時刻に9人そろわない
電車遅延や渋滞など、交通事情によって試合開始時間に間に合わないメンバーがいることがあります。
そのメンバーと綿密に連絡をとって状況を把握して、予定の試合開始時刻より遅れることが明白なら、試合開始を遅らせてもらえるように相手チームに説明しておくべきです。
試合開始を遅らせてしまった場合は、試合開始時の整列のときに、相手チームに一言謝罪するのも大事でしょう。
味方チームが後攻の場合、守備は9人そろわないと無理なので、相手チームと相談して先攻にしてもらうか、相手チームから守備1人を借りるか、いずれにしても相手チームに迷惑をかける行為なので、試合開始前に9人そろわない事態は避けたほうがよいです。
試合当日にキャンセル
試合当日にならないと9人集まるかどうかわからず、当日になって集まらないことがわかったので相手チームに試合キャンセルの連絡をする。
これも絶対に避けたい事態です。
最悪でも試合前日に、当日9人集まることが確実でないとわかった時点で相手チームに試合中止の連絡をするべきです。
グラウンド準備ができていない
草野球ではグラウンドを確保したチームがホームチームとして、1塁2塁3塁ベースの設置およびライン引きを行います。
試合開始までにグラウンド準備ができてないことは、試合開始を遅らせてしまうだけでなく、試合時間も短くなってしまい、わざわざ遠くからこの試合のために来てくれた相手チームにも大変な迷惑となります。
試合中の悪いマナー
審判準備が遅い
派遣審判を利用しない場合、攻撃側で打順の1番遠いメンバー(前回の攻撃の最後のバッター)が審判することが多いですが、次の回に誰が審判なのか忘れることもよくあります。
特に前回の最後のバッターが助っ人であれば、助っ人は審判義務を負わないことが多いので、その助っ人の前にアウトになったメンバーが審判をする必要があります。
次回の審判は自分だ!と思っていても、守備の時間が長かったりすると本人も忘れてしまうので、常にベンチにいるマネージャーがリマインドしてあげるのもありかなと思います。
審判準備が遅いと試合進行の遅延になって試合時間も短くなるので気をつけましょう。
ネクストバッターが準備していない
バッターが打席に立ったら、次の打者はネクストバッターズサークルで準備しておきます。
しかし去年対戦した大学生の野球サークル的なチームは違っていました。
打者以外は全員ベンチにいておしゃべりで盛り上がっている様子。
ネクストバッターズサークルには誰も準備していません。
バッターがアウトになってベンチに戻っても誰も打席に向かいません。
審判(相手チーム)がベンチに向かって「次のバッターは誰だ?」と呼んでから、自分が次のバッターだと気がついた人が焦る様子もなく、ベンチからゆっくりと歩いて打席に向かうという、久しぶりにいらっとしたチームでした。
ネクストバッターが準備できてるかどうか確認せず、初球から打つバッターもいるので、次のバッターが打席に入るタイミングにあわせてネクストバッターも準備するのがベストです。
ファールボールを取りに行かない
草野球の練習試合では、お互いに新品もしくはキレイなM球を2つずつ用意して試合球として使用します。
グラウンドによってはバックネットが高くなく、ファールボールがバックネットを越えてグラウンド外にでてしまったりすることもあり、ボール不足で試合進行を妨げないように、ファールボールは攻撃側で手のあいているメンバーがすぐ取りに行って審判にボールを返すことが大事です。
相手を野次る
誰でも野次られるといい気はしないと思いますが、「ゴロなら(エラー)あるよ、あるよ!」と言ってくるチームはあります。
野次をどれだけ気にするかにもよりますが、相手を野次ることに力を入れるくらいなら、味方を全力で応援するほうがポジティブな気持ちでいられますし、相手チームにも嫌な思いをさせずに済むと思います。
ストライクゾーンが厳しい
派遣審判なしの場合、攻撃側チームのメンバーが審判をやりますが、打者を有利にするためにストライクゾーンが狭く、ストライク判定が厳しい人もいます。
打者は四球狙いでバットを振らず、ピッチャーも制球が苦しくなり、四球が増えることで試合もだらけるので、打者にもしっかりとバットを振ってもらい、7回まできっちりプレイしたいなら、ストライクゾーンを広めにとってあげることも大事です。
試合後の悪いマナー
相手へのエールがない
試合終了の整列の後、ベンチ前に戻って「◯◯(相手チーム名)~~!ファイト!!」と相手チームへエールをおくります。
試合に勝っても負けても、相手への敬意をもってエールをおくることで、次回の練習試合の相手を快くうけてもらえる可能性が高まります。
グラウンド整備せずに帰る
公式戦では勝ったチームがグラウンド整備する、と決まっている場合もありますが、練習試合だと両チームで協力してグラウンド整備することが多いです。
グラウンドを確保したのは相手だから自分たちはグラウンド整備やらなくていい、と勘違いして試合後に身支度を終えてそのまま帰ってしまったチームをみたことがあるのですが、いらっとするよりも呆れた記憶があります。
今度また練習試合やりたいなと相手に思ってもらえるように、グラウンド整備もしっかり協力して行いましょう。
まとめ
同じ相手に再び練習試合をやってもらえるかどうかは、試合前、試合中、試合後のマナーで決まるといっても過言ではありません。
試合前に避けるべき悪いマナーとは?
- 試合当日に9人そろわない
- 試合開始時刻に9人そろわない
- 試合当日にキャンセル
- グラウンド準備ができていない
試合中に避けるべき悪いマナーとは?
- 審判準備が遅い
- ネクストバッターが準備していない
- ファールボールを取りに行かない
- 相手を野次る
- ストライクゾーンが厳しめ
試合後に避けるべき悪いマナーとは?
- 相手へのエールがない
- グラウンド整備せずに帰る
家族サービスなどで忙しい週末に、わざわざ時間をつくって集まっているので、予定通りに試合を開始して、7回までプレイして、グラウンド整備もしっかりやって、次回また試合しましょうとなるような、楽しい草野球の時間を過ごしたいものですね。
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