離乳食をスタートしてから約4ヶ月後、生後9か月から離乳食後期が始まります。
離乳食中期は、食材そのままに簡単に調理できる離乳食なので、お母さんも食べさせるのが嬉しくなる時期だったのではないでしょうか。
離乳食後期になると、食べさせることができる食材が増えてもっと嬉しくなりますよ。
今回は離乳食中期を終えて気になる離乳食後期にどんなものを食べさせるのか、離乳食後期の注意点、歯が生えていないときの離乳食後期の進め方について紹介します。
離乳食後期はどんなものを食べさせる?
お米
離乳食中期までお粥を食べさせていたと思います。
離乳食後期ではお粥を卒業して、お米を少し柔らかく炊いた軟飯を食べさせます。
家族分とは別に柔らかいお米を炊いてあげるのも良いですが、それが手間に感じてしまうこともあるかと思います。
そこでわたしがオススメしたいのは「おかゆクッカー」です。
お米と水を入れた「おかゆクッカー」を炊飯器の中釜の真ん中に軽く置くと、普通の硬さのご飯と赤ちゃん用の軟飯を同時に炊くことができるんです。
「おかゆクッカー」なので元々はお粥用アイテムですが、水の量を変えれば軟飯にも使えます。
肉類
鶏肉のほか、赤身の牛肉と豚肉を食べさせることができます。
肉類を食べさせるときはしっかり加熱して、生部分が残らないように注意してくださいね。
赤身は加熱しすぎると硬くなり、歯がまだ生え揃っていない赤ちゃんでは噛み切れません。
肉の硬さには気をつけて、赤ちゃんが歯ぐきで噛むことができているか確認しながら、肉の大きさを調整してあげましょう。
離乳食後期になると、もともと赤ちゃんの体内にあった鉄分を使い切るだけでなく、ミルクの摂取量も減るので、貧血になる赤ちゃんが多いといわれています。
赤ちゃんの貧血を防ぐためにおすすめなのがレバーです。
市販のレバーは独特の生臭さがあり、わたしもレバーを調理するのが嫌いな時期がありました。
そんなとき出会ったのが離乳食用の「レトルト鶏肉レバー」です。
生臭さがなく、少し味付けするだけの手軽さが気に入っています。
野菜
ホウレンソウのおひたし、ひじきからも鉄分摂取できます。
ひじきご飯を炊いて、小さいおにぎりを簡単につくれるおにぎりメーカーを使うと、赤ちゃんのつかみ食べ練習のおにぎりがさくっとつくれて楽ですよ。
離乳食後期の注意点は?
離乳食後期は、別名カミカミ期と呼ばれ、歯ぐきの力で食物を噛むことを覚えさせる時期です。
赤ちゃんの歯の成長にあわせて、バナナくらいの硬さの食物から噛む練習をさせましょう。
いろいろな物に興味をもって積極的になる時期でもあるので、手づかみもスタートさせてください。
赤ちゃんが危なくならない程度に赤ちゃんの自由にさせて、お母さんが助けすぎないようにすることで、赤ちゃんの脳の成長に繋がります。
フォークやスプーンにも興味をもつ時期なので、興味をもったら使わせてあげてください。
ただし、手づかみと違ってフォークやスプーンは危ないので、お母さんは赤ちゃんから目を話さないようにしましょう。
離乳食後期に赤ちゃんは貧血になりやすいので、レバーやホウレンソウ、ひじきなど鉄分が含まれる食物もしっかり食べさせてくださいね。
また、離乳食後期は1日3食になります。
3回の食事でバランスよく栄養摂取できる離乳食メニューも考えましょう。
離乳食後期なのに歯が生えていなかったら?
歯が生えるペースには個人差があります。
ママ友の赤ちゃんより歯が生えるペースが遅くても心配する必要はありません。
離乳食後期は歯で噛み砕く食物ではなく、歯ぐきで噛み噛みできる硬さの食物を食べさせる時期です。
歯が生えていなくても、離乳食後期に相応しいサイズや硬さの食物を食べさせてあげてください。
まとめ
今回は新米ママが気になる離乳食後期にどんなものを食べさせるのか、離乳食後期の注意点、歯が生えていないときの離乳食後期の進め方について紹介しました。
離乳食後期は、数ヶ月間の離乳食を通じて赤ちゃんの食への興味や意欲がますます強くなっていく時期です。
食べ物だけでなく、フォークやスプーン、食器などに触りたいという意思も出てきます。
赤ちゃんの食への興味をうまく利用して、もっと食を好きになってもらえるよう工夫することも大切になってきます。
赤ちゃんが楽しんで食事から栄養を摂取できるようにしたいですね。
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