秋の京都に来たら紅葉鑑賞は絶対に外せない。
1番の紅葉名所である東福寺は行ってみたいけど、開門から閉門までずっと大混雑で、待ち時間ももったいないし、急かされて紅葉鑑賞するのも疲れそう・・・
東福寺の周辺に紅葉が見れる場所があれば行ってみたいなぁ。
今回はそんなあなたに東福寺周辺にある紅葉の穴場スポット、雲龍院について紹介します。
京都の雲龍院 基本情報
雲龍院は御寺泉涌寺の別院で、泉涌寺の塔頭(たっちゅう)の1つです。
塔頭とは弟子たちが建てた小規模の寺院のことです。
京都駅から1番近い東山の奥座敷とも呼ばれ、美しい日本庭園があり、日本らしい風景と紅葉が楽しめる場所です。
凛とした空気と静寂を味わいたい人に雲龍院はオススメです。
写経道場としてもよく知られていて、心のリラクゼーションを求めて、日本人だけでなく海外からも座禅とあわせて写経体験に多くやってきます。
雲龍院の台所に安置されている走り大黒天も有名で、普段見慣れているニコニコ笑顔の大黒様と異なり、わらじを履き、大きな袋を背負って、顔は怒っているようにも見え、走っているような姿が印象的で、まるで黒いサンタクロースです。
ミステリーの女王と呼ばれた作家の山村美紗さんのお墓もあるそうです。
山村美紗さんと聞いてわたしが思い出すのは、小学生時代に遊んでいたファミコンの推理ゲーム「京都龍の寺殺人事件
このゲームの原作が山村美紗さんで、ゲームシナリオも担当されています。
当時のわたしには難しすぎて犯人までたどり着けなかったですが、40代になった今でもゲーム音楽を思い出せるほどハマっていたゲームの1つです。
アクセス
京都府 京都市 東山区 泉涌寺山内町36
東福寺から徒歩6分、約400メートルの距離です。
泉涌寺から徒歩3分、約190メートルの距離です。
車の場合は雲龍院に駐車場がないので、泉涌寺の駐車場または周辺の駐車場を利用する必要があります。
拝観料
1人400円
紅葉の見頃
京都市内から少し山手にあるので、市内に比べて秋の訪れが少し早めです。
例年11月中旬から下旬が紅葉の見頃です。
その年の気候によって多少前後するかもしれないので最新の紅葉情報をチェックしてください。
毎年11月中旬~11月下旬または12月上旬にかけて
雲龍院 秋の特別拝観と夜間ライトアップ
が開催されます。
2018年は11月17日(土)から25日(日)の期間、日没から午後8時30分最終受付で夜間ライトアップが実施されました。
秋の特別拝観の期間は拝観時間が午前9時から午後8時30分(午後8時に受付終了)となります。
おすすめ紅葉スポット
境内にある様々な部屋から見える美しい庭園の中の紅葉が趣があって素晴らしいです。
蓮華の間にある4つの雪見窓からそれぞれ見える椿、灯籠、紅葉、松は「色紙の景色」と呼ばれ、観光客を魅了します。
書院悟之間の窓で「悟りの窓」と呼ばれる丸窓から見える紅葉も絶景です。
神社やお寺ではつい窓を探してしまい、そこから見える紅葉を愛する人、通称「窓マニア」にはたまらない風景なんだそうですよ。
紅葉鑑賞しながらお抹茶もいただけます。
夜間ライトアップで浮かび上がる紅葉は日中とは違った雰囲気を醸し出すので一見の価値ありです。
雲龍院は昼夜の拝観で入れ替えがないので、夕暮れあたりの時間帯に訪れると、ライトアップ前と後の紅葉を鑑賞できるのでオススメです。
「悟りの窓」から見える紅葉と「色紙の景色」は、ライトアップ時よりも太陽の光が眩しい昼間のほうが素晴らしいという人もいるので、ぜひあなたの目で確かめてみてくださいね。
紅葉シーズンの混雑
土日の週末はさすがに少し混雑しますが、東福寺の大混雑に比べると大したことはありません。
落ち着いてゆったり紅葉鑑賞を楽しみたいなら平日が狙い目です。
まとめ
京都の雲龍院は、泉涌寺の塔頭の1つで紅葉の穴場スポットです。
建物から紅葉鑑賞できるので、雨の日も傘を片手にカメラを持って撮影・・・のような煩わしさがありません。
紅葉の見頃は例年11月中旬から下旬です。
秋の特別拝観の約1週間のみ、日没から夜間ライトアップが実施されます。
非常にレアな機会なので見逃さないように旅程を立ててくださいね。
大混雑だろうがなんだろうが、東福寺の紅葉を見たいという人はこちらの記事もどうぞ。
コメント