本橋麻里さんのことは0から1をつくるを読めばわかる

カーリング

女子カーリング元日本代表の本橋麻里さんを知っていますか?

平昌オリンピックでプレイしていなかったのになぜ彼女も銅メダリストになれたのか?

世間に注目される前はどんなカーリング選手だったのか?

カーリングをやっていないときの本橋さんってどんな人?

そんな疑問をすべて解決してくれる本を見つけたので紹介します。

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0から1をつくる地元で見つけた、世界での勝ち方


0から1をつくる 地元で見つけた、世界での勝ち方

今回紹介する本は、平昌オリンピック銅メダリストであり、現ロコ・ソラーレ代表理事の本橋麻里さん著書の「0から1をつくる地元で見つけた、世界での勝ち方」です。

先日、目黒にでかける用事があって待ち合わせまでまだ時間があったのでアトレ目黒の有隣堂さんに立ち寄ったところ平積みされていたこの本に出会いました。

平昌オリンピックではリザーブ(フィフス)として、選手というよりも試合会場のアイスの状態やストーンのクセなどをチェックしたり、ハーフタイムで選手が口にする果物などを準備したり、裏方として他選手をサポートしていた本橋さん。

野球でもサッカーでもスポーツは選手だけでなく、コーチやトレーナーなどサポートメンバーの重要性がよく語られているので、ロコ・ソラーレがオリンピック銅メダリストになった理由を知りたいと思って本橋さんの本を手にとりました。

本を開き、第1章(カーリングの試合形式にあわせてるようで本の中では第1エンド)に突入し、夢中になって読み進め、第2エンドに突入する前にスマホで時間を確認すると、待ち合わせ時間10分前・・・

運良く混んでいなかったレジで会計を済ませ、第2エンド以降は帰りの電車で夢中になって一気に読み切りました。

楽しむカーリング

ロコ・ソラーレのチームづくりの土台として本橋麻里さんが大事にしている「楽しむカーリング」という思い。

「楽しむカーリング」の「楽しむ」とは「レクリエーションとして遊ぶ」ではなく「前向きな気持ちで競技に取り組む」こと。

日々苦しい練習を積み重ねて苦しい時間をチームみんなで乗り越えた先でないと「楽しむカーリング」はできない。

「楽しむカーリング」が実現できないと世界では勝てない。

読み終えたときにこの「楽しむカーリング」という言葉が頭から離れませんでした。

「全力で楽しんでいると、苦しい時間も他人が思うほど苦ではないし、苦しい時間が終わったさきには良い結果が待っている。」

わたしは趣味で草野球をやっていて、これを日々実感しています。

毎週のように打球の飛距離を伸ばすための筋トレ、バッティングセンターでの打ち込み、チーム練習後はへとへとになって帰宅します。

「そんなに疲れるまでよくやるね」とよく言われるのですが、本人は全力で楽しんでいるので全く苦しいと思っていません。

試合では前週の筋トレ、打ち込み、チーム練習の成果がしっかり出るので、今週の筋トレ、打ち込み、チーム練習も頑張ろうという気になります。

全力で楽しむ => 良い結果がでる => もっと全力で楽しむ => もっと良い結果がでる => …

まさに好循環です。

「楽しむカーリング」の実現には次の点も大事であると本橋さんは書かれています。

  • 相手を尊重し、年齢やカーリング歴は関係なく何を言ってもよいミーティング
  • リーダーがすべて仕事を抱えるのではなく、チームメンバーの得意分野は任せる
  • チームを引っ張らない、サポートで率いるリーダー

これまた実体験なのですが、わたしが所属する草野球チームはまさに年齢や職業、野球歴など全く関係なく、試合後のミーティングでは自由に意見を言い合います。

練習試合のグラウンド予約や相手チームとの連絡はキャプテンが、新しいユニフォームの発注はデザインセンスのあるAさんが、各試合の記録をエクセルにまとめるのはコンピュータに強いBさんが、と得意分野は各自にまかせています。

わたしの草野球チームのキャプテンも「全部自分で考えて引っ張っていく」というよりかは、野球経験の長い他メンバーに意見をきいてどうするかを決める、どちらかというとサポートで率いるリーダーです。

本橋さん的にいうと「楽しむ草野球」ができているようでなんだか嬉しいです。

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カーリングは人生を豊かにする

本橋麻里さんが恩師からもらった今も大事にしている言葉があります。

女性としての人生を大切にしながら、カーリングに真剣に取り組みなさい

結婚や出産などに人生が振り回されることがないよう、カーリングは人生を豊かにするものではあるけど、カーリングが人生のすべてではない

結婚や出産を経て旦那さんと息子さんと女性としての人生を大切にされながら、ロコ・ソラーレ代表理事としてトップチーム強化、セカンドチーム指導、「常呂から世界へ」スローガンを元にした地域貢献、とカーリングに真剣に取り組まれています。

本橋さんは世界を目指すカーリングチームづくりだけでなく、人材育成的な部分も担いたいという理想も抱いています。

カーリングを通じて学べるチームスポーツの素晴らしさやチーム形成のノウハウはカーリング選手のセカンドキャリアに十分活かすことができ、カーリング業界でやっていくにしても、指導者やフィジカルトレーナーなどいくらでも可能性があるといいます。

まさに「カーリングは人生を豊かにするもの」ですね。

わたしにとっても職場とは全く異なる役割で、同じ目標に向かって苦しい練習を積み重ねる「楽しむ草野球」は「人生を豊かにするもの」になっています。

まとめ

本橋麻里さんにとって初めての著書「0から1をつくる地元で見つけた、世界での勝ち方」を読みました。

本橋さんが感じたまま思ったまま筆を走らせたようなシンプルな文体で書かれているのであっという間に読み切ることができました。

楽しむカーリング

カーリングは人生を豊かにする」

どちらの言葉も強く共感できる言葉です。

チームとして楽しんで、強くなって、オリンピックに出場して、メディアから注目され、スポンサーの企業や団体が増え、カーリングを続けられる環境が整って、カーリングを続けられなくなっても第二の人生を安心しておくっている本橋麻里さん。

わたしの電子書籍購入で彼女の理想実現に少しでも貢献できたならうれしく思います。

エクストラエンドの章(あとがき)に綴られたロコ・ソラーレ選手ひとりひとりと旦那さんから寄せられた本橋さんへのメッセージもぜひ読んでほしいです。

吉田知那美選手のカーリングのハウスを描いたサイン、藤澤五月選手のストーンを描いたサインも必見ですよ。

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ブログ管理人のミッシェルです。

子育て中の主婦目線で日々の生活、イベントや旅行について役立つ情報を発信するように心がけています。

旦那が趣味でやってる草野球や、わたしも始めたゴルフ記事もアップしてますよ。

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