世界女子カーリング選手権のチーム紹介で目にする世界ランク◯位の表記。
カーリングにおいて世界ランキングはどのように決まるのか、昨年2017-2018シーズンの女子日本代表の世界ランクは何位なのか、まとめてみました。
女子世界ランク2017-2018
世界カーリング連盟によると、2017-2018シーズンの女子カーリング世界ランキングのトップ20は下記のようになっています。
ランク | 国 | 獲得ポイント |
1 | スウェーデン | 1084 |
2 | カナダ | 1072 |
3 | スコットランド | 830 |
4 | ロシア | 804 |
5 | スイス | 788 |
6 | 韓国 | 784 |
7 | 日本 | 729 |
8 | アメリカ | 625 |
9 | 中国 | 556 |
10 | デンマーク | 435 |
11 | チェコ | 262 |
12 | ドイツ | 232 |
13 | イタリア | 174 |
14 | フィンランド | 144 |
15 | ノルウェー | 125 |
16 | ハンガリー | 117 |
17 | ラトビア | 114 |
18 | エストニア | 113 |
19 | トルコ | 109 |
20 | イングランド | 93 |
日本は世界トップ10に入る7位にランクインしています。素晴らしい。
次に2018年平昌オリンピック順位と2018年世界女子カーリング選手権の順位をみてみます。
平昌オリンピック順位 |
金メダル:スウェーデン |
銀メダル:韓国 |
銅メダル:日本 |
4位:イギリス |
5位:中国 |
6位:カナダ |
7位:スイス |
8位:アメリカ |
9位:ロシア |
10位:デンマーク |
2018年世界女子カーリング選手権 |
金メダル:カナダ |
銀メダル:スウェーデン |
銅メダル:ロシア |
4位:アメリカ |
5位:韓国・チェコ |
平昌オリンピックで金メダル、2018年世界女子カーリング選手権で銀メダルのスウェーデンは世界ランク1位で当然かなと思います。
しかし平昌オリンピック9位、2018世界女子カーリング選手権3位のロシアが世界ランク4位なのはなぜなんだろうと疑問に思いました。
そこでカーリングの世界ランキングはどのように決まるのか調べてみました。
世界ランキングシステム
世界カーリング連盟によると、世界ランキング算出方法は2006年12月に作られて2018年まで使われていましたが、2018-2019シーズンから少し変更があったようです。
ここでは変更が反映された2018-2019シーズンの世界ランキング算出方法について紹介します。
基本は過去4年で獲得したランキングポイントになります。
- 昨年シーズンのランキングポイントは100%引き継いで今シーズンをスタート。
- 2年前シーズンのランキングポイントは獲得ポイントの75%で計算。
- 3年前シーズンのランキングポイントは獲得ポイントの60%で計算。
- 4年前シーズンのランキングポイントは獲得ポイントの40%で計算。
例えば過去4シーズンのランキングポイントが下記のようだったとします。
- 1年前シーズン:100ポイント
- 2年前シーズン:50ポイント
- 3年前シーズン:30ポイント
- 4年前シーズン:20ポイント
今シーズンスタート時点でのランキングポイントは
100+60x0.75+30x0.6+20x0.4=44
となります。
それではランキングポイントはどのように獲得するのかみていきましょう。
世界カーリング選手権の順位、オリンピックの順位によって世界カーリング連盟がランキングポイントを各国に付与します。
国際大会の順位と付与されるポイントは下記のとおりです。
順位 | 付与ポイント |
1位 | 240 |
2位 | 200 |
3位 | 180 |
4位 | 150 |
5位 | 120 |
6位 | 110 |
7位 | 100 |
8位 | 90 |
9位 | 80 |
10位 | 70 |
11位 | 60 |
12位 | 50 |
13位 | 45 |
さらに、パシフィックアジアカーリング選手権など地域別の世界カーリング選手権予選の順位によって、最高45から最小1まで世界カーリング連盟がランキングポイントを付与します。(ランキングポイントの配分は大会によって異なるようです。)
各国に付与したランキングポイントの合計を過去4シーズンで獲得できる最大ランキングポイントで割り、100をかけた数値を元に世界ランキングを決めているそうです。
まとめ
女子カーリング2017-2018シーズンの世界ランキングトップ20を紹介しました。
世界カーリング連盟がどのようにランキングを算出しているのか紹介しました。
世界ランキングシステムで正直よくわからない部分があり、そのあたりはもう少し調べてみたいと思います。
日本はアジア勢で韓国に続く世界ランク7位でトップ10入りしています。
中国も世界ランク9位ですし、2019年3月の世界女子カーリング選手権でアジア勢の争いも目が離せません。
日本国内では日本選手権最多6回優勝という中部電力も、世界女子カーリング選手権には2013年に一度だけ出場して7位と、世界相手に実力を発揮できていない気がします。
日本の女子カーリングはロコ・ソラーレだけじゃない!
わたしたち(中部電力)も世界と対等に戦う力持ってるよ!
というところをぜひ世界にみせつけてほしいと思います。
そして2018-2019シーズン日本代表の世界ランクは7位以上を期待します。
頑張れ!中部電力カーリング部!
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