毎年気がつくと、家にどんどん溜まっていく年賀状の束・・・
今年こそはなんとかしなければ!
と思いつつも、何から手をつければいいのかわからない。
いらない年賀状はゴミに出して大丈夫なの?
そのままゴミに出したら個人情報漏洩でまずいのでは?
家に残る年賀状がこれから増えないようにするにはどうすれば?
今回は年賀状の処理や整理が心配なあなたのために、年賀状は燃えるごみなのか、年賀状を処分するときに個人情報はどうするのか、年賀状を整理して断捨離する良い方法について紹介します。
年賀状は燃えるごみではない?
年賀はがきは「燃えるごみ」で出しておけば問題ありません。
年賀はがきは紙なので、リサイクルできる「資源ごみ」だと思っていた人もいるかもしれませんね。
実は年賀はがきに種類があって、リサイクルできるものとできないものがあります。
通常の年賀はがきは、プリンター無しで作る手書きの年賀状に使われます。リサイクル可能で資源ごみとして出せます。
インクジェット用は、インクジェットプリンターでキレイに印刷されるように印刷面が加工された年賀はがきです。はがきに「インクジェット紙」と印刷されています。リサイクル不可で資源ごみではなく、燃えるゴミです。
インクジェット写真用は、インクジェットプリンターで写真がキレイに印刷されるよう印刷面が光沢加工された年賀はがきです。はがきに「インクジェット写真用」と印刷されています。インクジェット用と同様にリサイクルできず、燃えるゴミです。
お店で写真入りの年賀状を注文すると、通常の年賀はがきに写真を貼り合わせて少し厚めの年賀状になることがありますが、これもリサイクル不可で資源ごみではなく燃えるゴミです。
「インクジェット紙」や「インクジェット写真用」が印刷されているか、年賀はがきの厚さはどうか、なんて1枚ずつ確認するなんて面倒ですし、枚数が多ければ間違うこともあります。
年賀はがきを仕分けする時間があるなら、子供や家族のためにその時間を使うほうが有意義ではないですか?
年賀はがきは「燃えるごみ」で出せば大丈夫です。
年賀状を処分するとき個人情報で気をつけることは?
年賀状には差出人の氏名と住所、宛先の氏名と住所、家族の顔や家族構成、結婚、就職、引っ越し、といった個人情報が満載です。
最近では年賀状を情報源にして、悪質商法やオレオレ詐欺などターゲットの内情を把握した犯罪が増えているそうです。
あなただけでなく、あなたの家族や友人が犯罪に巻き込まれないように、年賀状を処分するときはそこに書かれた個人情報が絶対に漏れないようにすることが重要です。
ネットで検索してみると、年賀状の個人情報を隠す方法がいろいろでてきますが、中には不十分で適切ではない方法があります。
年賀はがきを1枚ずつ手で破っていくのは体力的に大変です。シュレッダーのように均一に裁断できないので、破いた断面を組み合わせて個人情報が復元される可能性があります。
年賀はがきの個人情報を1枚ずつマジックペンで塗りつぶすのも面倒です。塗りつぶしが不十分だったり、マジックペンのインクだけ落とせる特殊な薬品を使えば個人情報が丸わかりになる可能性があります。
個人情報保護スタンプとは目隠しスタンプのことです。特殊インクを使って印字された文字を隠します。しかし、 マジックペンと同様で、スタンプのインクだけ落とせる特殊な薬品があれば役に立ちません。
年賀はがきを束にしてガムテープでぐるぐる巻きにして中身が見えない袋に入れたとしても、袋を開けて、ガムテープの粘着力を落とせる特殊な薬品を使って年賀はがきの束をバラバラにできれば、個人情報がゲットできます。
いずれの方法も個人情報を復元できてしまう可能性があるので不十分です。
シュレッダーにかければ年賀はがきの復元は不可能、つまり個人情報も復元できません。
年賀はがきの枚数が少なければ、手動シュレッダーやシュレーダーハサミで十分です。
大量の年賀はがきを裁断する、楽に裁断したい、裁断に時間をかけたくない、紙以外に裁断したいものもある、というなら電動シュレッダーしかありません。
文字が読み取れないくらい細かく裁断できるシュレッダーがオススメです。
シュレッダー本体の大きさや処理能力、静音性などシュレッダーを選ぶ上で気にする点はありますが、比較的安価で十分な機能があるものだと6000円~で手に入ります。
年賀状を整理して断捨離する良い方法とは?
結婚しました、引っ越しました、旅行に行きました、家族が増えました、など様々な近況報告と写真が入った年賀状を捨てるのに、なんとなく罪悪感をもつのはわたしも同じです。
写真入り年賀状だけ残すと決めたとしても、毎年届く年賀状が半数以上写真入りだったら、減らすどころかどんどん増えていきますよね。
そんな年賀状が増えていく状況を止めるため、わたしは年賀状の保管ルールを決めました。
今までを振り返ってみると、過去の年賀状を見返すことはほぼなかったことに気づきました。
そこで同じ人からの年賀状は、氏名と住所さえわかっていればよいので今年届いたものだけを残して、過去の年賀状はすべて破棄することにしました。
例外として、同じ人からの年賀状でも、毎年の干支にちなんだ墨絵を描いて送ってくれる人の年賀状、丁寧に作り込まれたちぎり絵で送ってくれる人の年賀状は、自分にとってただの年賀状ではなく、その人のアート作品として大事に残しています。
今までは年ごとにジップロックを用意して適当に年賀状を入れてたのですが、このルールを実践するようになってから、差出人の氏名のあいうえお順で「はがきバインダー」に保管しています。
わたしは自分の決めたルールで、家に残っている年賀状を約4分の1に減らすことができました。
あなたにも合ったルールが作れると思います。
そのルールを実践して、年賀状の整理と断捨離をやってみてくださいね。
まとめ
年賀はがきは燃えるごみで出せます。
年賀状を処分するときは個人情報が漏れないよう、シュレッダーで字が読めなくなるくらい細かく裁断して燃えるごみとして捨てます。
年賀状を整理して断捨離するには、まずあなたができそうな年賀状の保管ルールが必要です。
その年賀状にときめくか?ときめかないか?で決めるのもありだと思います。
残す年賀状を減らして、はがきバインダーで一元管理できるようになって、以前より年賀状の準備が楽になったように感じます。
年賀状を保管していた箱を置いてあったスペース分、部屋が少しだけ広くなりました。
あなたもぜひ年賀状の保管ルールを決めて実践して、わたしと同じ気持ちを体感してもらえたら嬉しいです。
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