12月になると、年賀状の準備しなきゃ・・・と焦りますよね。
年賀はがき、もう買いましたか?
もしまだなら、あなたの家で使われずに残っているポストカードをかき集めてください。
なぜそんなことをするのか?
ポストカードを年賀状として使うからです。
年賀はがきだけが年賀状ではありません。
でも年賀状をポストカードで出すなんて失礼なのでは?
失礼ではないとしてもどう書けばいいの?
年賀はがきに比べると送料が高いんでしょ?
今回はそんな心配をかかえるあなたのために、年賀状をポストカードで出すのは失礼なのか、年賀ポストカードの書き方と出す時期について紹介します。
年賀状をポストカードで出すのは失礼?
年賀状をポストカードで出すことが失礼なのかどうかは受け取る側が決めることです。
わたしなら年賀はがきよりポストカードの年賀状のほうが珍しく、むしろ欲しいです。
「年賀状は年賀はがきで出さないといけない」という決まりはありません。
ポストカードのほか、官製はがき、私製はがき、便箋に封筒という封書でも年賀状を出すことができます。
ポストカードは私製はがきの一種で、私製はがきとは日本郵便以外の会社が日本郵便の規格に沿って独自に作成したハガキを指します。
官製はがきとは、日本郵便または総務省が発行したハガキを指します。「料額印面」と呼ばれる料金支払い済みの切手の役割をもつものが印刷されています。
もちろん年賀はがきも官製はがきの一種で、手に入れるには1枚62円(2019年10月から63円)かかります。
あなたの家に今後使う目的がないポストカードがたくさん残っていて用途に困っているなら、来年の年賀状として使ってみてはいかがでしょう。
年賀はがき1枚62円とはいえ、枚数が多ければそれなりの出費になりますよね。
この年賀はがき代を子供や家族のために使えるなら素晴らしい節約になると思いませんか?
ちなみに現役引退しているわたしの父は、元部下から届く年賀状の返事に海外の旅行先や美術館で買った珍しい形やデザインのポストカードに、元部下からプレゼントされた万年筆でメッセージを書いて出しています。
父の年賀ポストカードは元部下に大変好評のようで、父が引退してからもう何年も経っているのに、それが楽しみで毎年父に年賀状を送ってくるんじゃないかな、と自画自賛してます。
年賀状をポストカードで出す書き方は?
年賀状をポストカードで出すとき、郵便番号、住所、氏名、メッセージの書き方は、ふつうにポストカードを送るときと同じです。
ただし注意する点が3つあります。
1点目は切手を貼る直下に「年賀」と赤文字で書くということです。
2点目は、ポストカードに「郵便はがき」または「POSTCARD」と印刷されていないものに「郵便はがき」と書くことです。
ボールペンより、やや太さがあって書いた文字が目立つサインペンで書いておくと、郵便局の人に「このポストカードは年賀状なんだな」ということがわかりやすいかと思います。
3点目は、ポストカードの大きさや重さが年賀特別郵便制度の取り扱い対象であることです。
年賀特別郵便制度とは、12月15日から28日までに差し出され(もしくは引き受けられ)、「年賀」と朱書きされた郵便物を翌年1月1日から配達する制度のことです。
この制度の対象となる郵便物にサイズと重さの決まりがあり、ポストカードの規格が郵便はがき、定形郵便物、定形外郵便物(規格内)のいずれかに合う必要があります。
郵便はがきと同等の規格ならハガキ扱いとなり、送料は62円(2019年10月から63円)です。
ハガキの規格に合わなければ定形郵便扱いとなり、送料は1枚82円(2019年10月から83円)です。
定形郵便の規格に当てはまらなければ定形外郵便扱いとなり、送料は1枚120円(2019年10月以降も120円)です。
ほとんどのポストカードはハガキまたは定形郵便の送料で大丈夫かと思います。
「年賀」と赤文字で書き、「郵便はがき」または「POSTCARD」と印刷または書いてあっても、ポストカードの規格が年賀特別郵便制度の対象でなければ、あなたのポストカードは年賀状として扱われません。
年賀ポストカードを出す前に上記3点をもう一度よく確認するようにしてください。
そして、せっかくの年賀ポストカードですから切手にもこだわってほしいです。
さきほど話した父のポストカードですが、切手は必ず記念切手にするこだわりようです。
記念切手とは国家行事を記念して発行される切手のことで、発行枚数、販売郵便局や販売期間、切手使用期間が制限されているものもあります。
ほかにも、年賀状の季節に限定発行される「年賀郵便切手」もあり、その中にはお年玉くじ付きの切手もあります。
もちろんポストカードにも使えます。
年賀はがきと違ってポストカードにはお年玉くじはついていないので、これを楽しみに年賀状を受けている人には嬉しいんじゃないかと思います。
年賀郵便切手は毎年の干支にちなんだデザインで切手コレクターにも人気なんだそうですよ。
年賀状っぽさも強くなるので、年賀郵便切手+ポストカードの組み合わせがオススメです。
年賀状の投函時期はいつ?
年賀状の投函時期は12月15日から25日となります。
あなたの年賀ポストカードを1月1日元旦に届けたいなら、12月25日までに郵便ポストの「年賀専用投入口」に投函してください。
郵便ポストの投入口が1つしかなく「年賀専用投入口」と説明がなくても、郵便局で年賀状の仕分け作業を行っているので心配せずに投函して大丈夫です。
最近ではコンビニから郵便を送ることもできますが、郵便局員がそのコンビニに郵便物を集荷にくる回数や時間によって、郵便局で処理されるのが遅くなる可能性もあります。
さらに、年賀状の投函時期は年末が近く、大量の郵便物で仕分けが大変な時期でもあるため、確実に元旦に届けたいなら、郵便局の窓口に持っていく、または「年賀専用投入口」のある郵便ポストに投函することをオススメします。
12月15日前に投函すると、年賀状ではなく通常の郵便として扱われて遅くとも数日中には相手に届いてしまい、とても恥ずかしい思いをすることになるので気をつけてくださいね。
まとめ
ポストカードで出す年賀状を失礼かどうか判断するのは受け取る人です。
わたしなら失礼どころか、珍しい年賀状を本当にありがとう!という気持ちになります。
あなたの家に眠ったままのポストカードを有効活用でき、年賀はがき代も節約できます。
今年の年賀状は、お気に入りのポストカードにお年玉くじ付き年賀郵便切手を貼って、あなただけのオリジナル年賀ポストカードを作って、みんなを驚かせてみてはいかがでしょうか。
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