小学校のママ友の娘さんがわきがを発症したとのこと。
うちの娘は大丈夫か?
発症する前に予防はできないのか?
発症したらどんな症状か?
どんな対処法があるのか?
急に娘のわきがについて心配になってきたお母さん。
今回はそんなあなたのために、子供わきがの予防、子供わきがの症状、子供わきがの対処法について紹介します。
子供のわきがを予防するには?
これだけやっておけば大丈夫!
というような子供わきがを予防する方法は残念ながらありません。
わきがは病気ではなく、体質的なものです。
ですので、わきがは他人に伝染ることはありませんが、わきが体質は親から遺伝します。
人間の遺伝には形質が表れやすい優性遺伝、表れにくい劣性遺伝があります。
わきが体質は優性遺伝ですが、子供に遺伝する確率は、お母さんまたはお父さんがわきが体質だと50%、2人ともわきが体質だと80%といわれています。
わきが体質が子供に遺伝していたとしても、子供が必ずわきがを発症するわけではありません。
わきがの発症には食事と生活環境が大きく影響します。
酸化しやすい動物性タンパク質を多く含む肉や脂質を含むチーズなど多く摂取すると、脇下のアポクリン汗腺を刺激して汗が分泌されてそれを細菌が分解して発生するわきが臭の原因になります。
心身ともに子供から大人へ成長する思春期の時期は、子供といえど何かしらストレスを感じる日々を送っていますし、ストレスは大量の脇汗を呼び、わきが臭につながります。
完璧なわきが予防とはいえませんが、わきがを発症させにくくするには次の2点を意識しましょう。
濃い脇毛も脇に汗がたまる原因となりますが、第二次性徴期をむかえていない子供は気にするほど生えていませんし、今後の成長でどれほど濃くなるのかわかりませんし、脱毛は身体の成長が止まって成人になってからでも遅くありません。
子供のわきがの症状とは?
日本人の10人に1人はわきがを発症するといわれています。
わきがの症状は鼻につくような強い独特な臭いです。
子供も大人も同じ症状ですが、臭いの強さや種類には個人差があります。
体質が大きく関係していると思いますが、わきが臭には鉛筆の芯のような臭い、カレーのスパイスのような臭い、使い古した雑巾のような臭い、など様々な表現があります。
わきがを発症する体の部分は脇の下だけなんでしょ?
と思われた人は残念ながら不正解です。
わきがの臭いがする体の部分は、脇だけでなく、外耳道、外陰部、乳輪もありますが、これ以外にはありません。
極端な話、この4箇所のアポクリン汗腺を除去してしまえば、わきがを完治できる可能性が高いです。
子供ワキガの対処法とは?
わきが予防を頑張ってきたけど、子供のわきががついに発症してしまった・・・
安心してください。
適切に対処すれば症状は悪化しません。
ネットで検索すると様々なわきが対処法が見つかりますが、なかには子供に相応しくない対処法もあるので注意してください。
正しい子供わきが対処法についてはこちらの記事にまとめています。
費用はかかりますが、医療機関で小学生でも受けられるわきが治療や手術もあります。
親として、子供の体を傷つけたくない、手術痕を残したくない、と思うのは当然ですよね。
子供も安心して受けられる傷跡を残さないわきが治療があります。
保険適用のわきが手術、傷跡が小さいわきが手術もあります。
まず家庭で行える正しいわきが対処法を実践して、症状が悪化してきたら医療機関に相談して適切な治療または手術を受けるのがよいと思います。
まとめ
わきがは病気でなく、体質的なもので、予防することはできません。
わきがは伝染りませんが、わきが体質は遺伝します。
遺伝したとしても、わきがを100%発症するわけではありません。
食事と生活環境を整えることで、鼻につく強い独特な臭いのわきがを発症しにくくすることはできます。
子供に適切な正しいわきが対処法を実践することで、子供の心身に悪影響を与えることなく、わきがの症状を改善することもできます。
子供がわきがを発症しても過剰に心配すると、子供も心配になり、ストレスがたまり、わきがの症状を悪化させて逆効果です。
わきが医療は日々進歩していて、医療機関の治療や手術でわきがは完治する可能性が高いので安心してくださいね。
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