お子さんが生まれて初めての暑い夏。
大学時代の恩師から残暑見舞いを受け取ったのでその返事に、子供が生まれたことも含めて近況報告をしようと残暑見舞いを書こうと考えているが、わたしの近い親戚に不幸があり、喪中にかかわらず残暑見舞いを出してよいのだろうか、通常の手紙のほうがよいのだろうか？
そんなあなたと同じようにわたしも疑問に思ったので今回その辺りを調べてみました。
残暑見舞いは喪中に出してよい？
残暑見舞いは、厳しい暑さが残る季節に相手の健康を気遣うために送る挨拶状であり、祝い事や晴れ事ではないので、喪中であっても出してよいものです。
ちなみに祝い事や晴れ事には次のようなことがあります。
- 「おめでとうございます」のような祝う言葉があるハガキや手紙を送る（年賀状など）
- 「おめでとう」を発する行事（結婚式など）
- おめでたいことを表すものを飾る（正月飾りなど）
残暑見舞いを受け取る相手が喪中でもマナー違反ではないので、そこは安心して書いてよいですが、喪中の相手のことを考えて、絵柄があまり派手すぎない落ち着いたもので出すのがよいでしょう。
残暑見舞いの返事を目上に書くには？
大学時代の恩師など、お世話になった目上の方へ残暑見舞いを書くのは、失礼があってはならない、誤字脱字があってはならない、と緊張しますよね。
本やインターネットで例文を探してきて、語句の意味もわからずそのまま書いてだしても相手にバレバレですし、オリジナリティのない文章に書き手の思いは感じられず、相手もそんな形だけの残暑見舞いをもらっても嬉しくありません。
わたしなら、日本語表現が少し変でも、書き手の気持ちを普段書き手が使っている言葉で素直に綴られている残暑見舞いのほうがもらって嬉しいです。
残暑お伺い申し上げます
先日は◯◯先生からこだわりの残暑見舞いをありがとうございました。
年々こだわりの質が上がっていっているように感じています。
大学を卒業してから早△年経ちますが、毎年気にかけて頂いて感謝しております。
◯◯先生もこの夏にご夫婦でツーリングを楽しまれたとのこと、趣味を楽しまれているようで安心いたしました。
わたしのほうは□月に●●（子供の名前）が生まれました。
夫や両親に手伝ってもらいながらなんとか子育てやっています。
予想を遥かに越えて大変ですが、自分の子供はやっぱり可愛いです。
朝夕は暑さをしのぎやすくなりましたが、残暑は続いておりますので、お体お大事に。
令和◯年 晩夏
こんな残暑見舞いの返事なら書き手の素直な気持ちがストレートに伝わって、受け取る相手へ好印象になると思います。
残暑見舞いの返事はいつまでに出す？
残暑見舞いを受け取ってから何日以内に返事を出す、という決まりはありません。
立秋（８月７日ごろ。年によって違う）から８月３１日までに届くように出すのが残暑見舞いなので、残暑見舞いとして返事を出すのもこの期間が一般的ですが、残暑が厳しい年は９月上旬まで出してもよいとする声もあるそうです。
返事を書くのが９月上旬を過ぎてしまった、返事を残暑見舞いとして出さない、という場合は秋らしい絵柄のハガキや手紙で出せば問題ありません。
相手に伝えたいことがたくさんあったり、子供や家族の写真をみせたかったら、便箋に手紙の形で写真を同封して送るのがオススメです。
残暑見舞いにかかわらず、大学時代の恩師などお世話になった人からのハガキや手紙に返事を出すのが礼儀ですし、相手もそれを心待ちにしているかもしれませんので、遅くとも１週間以内に返事を出すのがよいと思います。
まとめ
残暑見舞いはこちらが喪中であろうと、相手が喪中であろうと、出して問題ありません。
目上の方からの残暑見舞いの返事は、誤字脱字、季節の挨拶から始まり日付で締める、ということくらいだけ気をつけて、相手に伝えたい思いを素直な言葉で書けばよいです。
残暑見舞いとして返事を出すなら８月中に届くように出します。
９月に入ってから返事を出すなら、秋っぽい絵柄の便箋やハガキを使うと季節感があって相手に好印象でしょう。
年々暑い日が続く期間が長くなり、気温もどんどん高くなっていますが、どうかご自愛くださいね。
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