結婚してから初めてむかえる暑い夏。
結婚したら暑中見舞いを送るものだと何かでみたことがあるけど、友人の中には年賀状は送るけど、暑中見舞いや残暑見舞いは送ったことがないという人もいるし、どうしたらよいのだろう・・・
今回は暑中見舞いを送る人、ハガキでの書き方、手紙での書き方について紹介します。
暑中見舞いは誰に送るもの?
暑中見舞いとは、贈り物をもって、日頃お世話になっている人や両親のもとを訪れて、暑い時期を見舞うのと同時に、自分の近況を知らせるものでした。
それが時代の流れとともに、郵便が整備されて、ハガキや手紙など書状で送る形となりました。
暑中見舞いは誰にでも送って問題ありません。
「暑い中、元気に過ごしているかな?」
と、しばらく会えていない友人に送れば、
「わたしのことを気にかけてくれてるんだ。嬉しいな。」
と思ってもらえるに違いありません。
結婚式以来、顔をあわせていない親類に暑中見舞いを送れば、
「しっかりしている。よくできた嫁だ。」
と、嫁の株が上がるかもしれません。
わたしの友人たちに聞いてみたところ、暑中見舞いは送らないけど、同じ時期に御中元を贈って夏の季節の挨拶としている、という人が多かったです。
送り状を書いて、贈り物を準備して、発送して・・・とする御中元と比べて暑中見舞いはハガキや手紙だけで済むので、忙しくて時間がとれないときは、暑中見舞いだけでも送るのがよさそうですね。
暑中見舞いをハガキでするときの書き方
かもめ~るなど暑中見舞い用ハガキを用意しなくても、季節の絵柄が入っている、または無知の郵便はがき(官製はがき)で大丈夫です。
しかし、かもめ~るは年賀状のように現金や切手シートが当たるくじ付ハガキなので、普通の郵便はがきより喜ばれるかもしれません。
暑中見舞いハガキの書き方に厳密な決まりはありませんが、季節の挨拶と相手の健康を気遣う文章、こちらの近況を知らせる文章を書くのが一般的です。
ハガキの裏面、最も右側に縦書きで、
「暑中御見舞い申し上げます」
と、季節の挨拶を入れます。
句点「。」はつかないので注意してください。
続いて、
「梅雨が明けて、本格的な夏がやってまいりました。」
「皆様お変わりなく元気にお過ごしでしょうか。」
「私どもはこの暑さに負けず、元気にやっておりますのでご安心ください。」
「まだまだ暑い日が続くようなので、ご自愛ください。」
のように、相手を気遣う言葉とこちらの近況を知らせる文を書きます。
こちらの近況より相手を気遣う言葉を先に書くよう注意します。
最後に、
「令和元年 盛夏」
と、日付を書けば、暑中見舞いハガキの完成です。
左側に余白があれば、差出人氏名と住所をその横に書いてもよいでしょう。
結婚して名字が変わったり、引っ越して住所が変わったりしていたら、旧姓も書いておいたり、新姓が読みにくければフリガナをふっておいたり、新住所を枠で囲んでおいたりすると、相手に何が変わったのか伝わりやすく親切です。
暑中見舞いは簡単に手早く出したいなら、暑中見舞いはがき印刷サービスもありますよ。
暑中見舞いを手紙でするときの書き方
ハガキに書いたような構成や固い文章は使わず、夏らしい絵を自分で描いて、季節の挨拶「暑中御見舞い申し上げます」を付け加えて、暑中見舞いとして送る絵手紙が増えてきているのをご存知ですか?
わたしの母の友人で絵手紙が上手い人がいて、年賀状がいつも絵手紙なので毎年届くのが楽しみだと母が話していました。
年末年始に実家に帰省しているときにその方の絵手紙を見せてもらったのですが、その年の干支が優しい色使いとタッチの水彩画として描かれていて、これは毎年楽しみにするはずだ!と納得しました。
暑中見舞いに相応しい夏らしいものといえば、スイカ、蚊取り線香、ヒマワリ、朝顔、うちわ、風鈴、かき氷、金魚、麦わら帽子・・・などたくさんあるので、描くのが簡単なものから選んでやってみるとよいですね。
日本絵手紙協会の公式教本「絵手紙をかこう」を読めば、暑中見舞いの作品例のほか、絵手紙を描く道具の使い方、筆の持ち方、描き方のコツなどがわかります。
この本の表紙右上あたりに「へたでいい へたがいい」とありますが、プロの絵描きではなく、素人だからこそ描ける絵っていうものがあって、それは素晴らしいものなんだよといわれているような気がします。
わたしは学生のときから美術が本当に苦手で、大人になった今でも苦手意識が残ってますが、へたがいいというなら、わたしでも大丈夫な気がしてきました。
まとめ
暑中見舞いは送りたい人だれにでも送ってくださいね。
あまり時間ないけど、きちんとした暑中見舞いを送りたいなら、現金や切手シートが当たるくじ付のかもめ~る。
今年は時間もあって、他人とは違ったオリジナリティあふれる凝った暑中見舞いを送りたいなら、絵がへたで良い、へたが良い絵手紙。
わたしは絵手紙の暑中見舞いに挑戦しようと思います!
年々、夏の暑さは厳しくなっていますが、どうかご自愛くださいませ。
時間がないときは暑中見舞いはがき印刷サービスも活用してくださいね。
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