幼稚園だけでなく、家でも笹に願い事を書いた短冊を飾って七夕やりたい!とあなたのお子さんからお願いされたらどうしますか?
今回はそんなあなたに七夕の笹(本物)を調達する方法、調達してから笹を長持ちさせる方法、七夕が終わってからの笹の処分について紹介します。
七夕の笹を調達するには?
無料で笹を調達できれば嬉しいですよね?
知り合いに笹が生えている山をもっている人がいるなら、七夕で欲しいとお願いしてみましょう。
笹が生えている神社やお寺があれば、笹をわけてもらえないか頼んでみるのもありです。
知り合いに山をもっている人はいない、近所に神社やお寺もないときは、ホームセンターや花屋で本物の笹を買うことができます。
本物の笹は切られてからすぐに葉が丸まってしまい、枯れたようになるので、店頭に並ぶのは七夕直前が多いようです。
七夕前日までに売り切れてしまうケースもあるため、いつごろ販売されるのかをお店に確認して、売り切れ前に購入するようにします。
昔と比べて七夕を家でする家庭は減っていて、それにあわせてホームセンターや花屋が入荷する笹の数も減っているので、確実に笹をゲットできるよう前もってお店に問い合わせておきましょう。
七夕の笹を長持ちさせるには?
花屋に売っているバラやチューリップなどの花と違って、買ってきた(わけてもらった)笹を花瓶に挿して置くだけでは、数時間で葉は丸まり、水分を失って枯れた感じになります。
これは笹が根っこから水分を吸収する力が花に比べて弱いからです。
笹を家に持ち帰ったら、まず濡れた新聞紙にくるみます。
そして、バケツにホウ酸を溶かした水をはって、その中につけこむようにします。こうすることで、根っこからだけでなく、笹全体から水を吸収できて水分不足を補うことができます。
バケツの水が汚れてそのままにしておくのも笹によくないので、毎日バケツの水の入れ替えは忘れないようにします。
7月7日になったら、笹をバケツから取り出し、新聞紙をきれいにとって、水分をしっかり拭き取って飾りつけをして、家族で楽しい七夕を迎えましょう。
七夕の笹を処分するには?
昔の日本には「七夕おくり」と呼ばれる風習があったようで、七夕が終わったら、短冊や飾りがついたままの笹を川や海に流すことで、願い事を神様に届けていたそうです。
その頃の短冊は和紙に墨で願い事が書かれたもので、飾りも和紙で作られていて、川や海を汚染するものではなかったからだと思いますが、いまの短冊や飾りはプラスチックなど環境に優しくない物質でできているので、法律上、川や海に流すことは無理です。
「七夕おくり」を地域イベントとして行っているところもあるようですが、流された笹を川下で回収して環境が汚染されないよう配慮しています。
七夕の笹を処分するにあたり一般的なのは、短冊や飾りを取り外した笹をゴミ袋に収まる大きさに切って、燃えるゴミとして捨てることです。
お焚き上げをやっている神社やお寺に笹をもっていって燃やしてもらうのもありですが、お焚き上げは年末年始だけというところも多く、それまで笹を保管するのは場所もとりますし、笹に虫がついたり腐ったりと大変なのでオススメしません。
短冊や飾りは年末年始まで保管しておいて、お焚き上げで燃やすことで、願い事は煙や灰となり、天まで舞い上がって神様に届けることができます。
七夕の笹をゴミに出すタイミングで、短冊の写真を撮っておけば、去年の願い事はなんだったかなぁ、願いは叶ったかなぁなんて、七夕の日に盛り上がれるかもしれませんよ。
七夕の笹を飾るのは7月7日の夜までで、次の日の朝には片付ける家が多いようです。
まとめ
ネット通販や100均ショップで売っている造花の笹もありますが、本物の笹のあの青々しい色ではなく、笹の香りも楽しめません。
本物の笹はこんな色でこんな香りがするんだよと、あなたのお子さんにもぜひ知ってほしいと思います。
本物の笹の調達は簡単ではなく、長持ちさせる手間もありますが、苦労して準備した七夕の出来事は一生忘れることのない良い思い出になります。
今年はいつもと違う七夕を家族みんなで過ごしてみてはいかがですか?
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