今年は初めて家でも七夕飾りをやってみたので、七夕当日の夜ごはんも手作りしてみようと思っている。
年中行事には独自の食べ物があるけど、七夕にもあるのかな？
もしあれば、幼稚園に通う息子が喜んでくれて、夏場でもさらっと食べられるものを作りたい・・・
今回はそんなあなたにお子さんが喜ぶ七夕料理について紹介します。
七夕料理で子供が喜ぶのは？
わたしの家では七夕ならではの「七夕そうめん」を作って食べます。
七夕の頃、季節はすっかり夏で、暑さで食欲があまりない日もありますが、そうめんなら冷たいし、さらっと食べることができます。
七夕そうめんは、ふだん食べるそうめんと違ってさまざまな具がのっていて彩りもよく、特別な日の感じもでて、子供も大喜びでもりもり食べてくれます。
七夕飾りの短冊には青（緑）、紅（赤）、黄、白、紫（黒）の５色あるので、それぞれの色に当てはまりそうな食材を選んで、そうめんの上にのせています。
短冊の青（緑）は、千切りきゅうり、さやえんどう、輪切りにすると星型にみえるオクラ。
短冊の紅（赤）は、刻みトマトかミニトマト、カニかま、ハム、茹でたエビ。
短冊の黄は、錦糸卵、かぼちゃ、星型にくり抜いたニンジン、油揚げ。
短冊の白は、かまぼこ、鶏のささみ、ナスの皮をとった白い部分。
短冊の紫（黒）は、甘辛く味付けしたシイタケ、刻みのり。
上に書いた食材全てというわけではなく、そのときの気分や家にあるものを優先で何をのせるか決めています。
七夕そうめんの由来とは？
七夕にそうめんを食す文化は昔の日本で生まれました。
旧暦の７月７日に行なわれていた七夕の儀式で、そうめんの祖といわれる麦からできた索餅（さくべい）がお供えものとして使われていたという記述が昔の書物に残っています。
旧暦とは？
月の満ち欠けを基準として、季節にズレがないように太陽の動きも考慮した、日本では明治５年（１８７２年）まで採用されていた太陰太陽暦のこと。
新暦とは？
日本で明治６年から採用されていて現在も使われている太陽暦のこと。地球が太陽の周りを回る周期を基準にしている。
時代の流れとともに「餅」で表すものを「麺」で表すようになり、索麺（さくめん）から素麺（そうめん）と読み方が変わった、索の字が素に似ているから素麺となった、という説があります。
また、全国乾麺協同組合連合会という乾麺メーカーの業界組織があり、７月７日を「そうめんの日」として、そうめんを七夕の行事食として広く普及させる活動を行っているそうです。
そうめんのおかずで子供が喜ぶのは？
育ち盛りの子供に七夕そうめんだけではお腹いっぱいにならないし、飽きるし、栄養バランスもよくないです。
さっぱりしているそうめんに合うのは、お腹にたまるおかず、だけど栄養もしっかりとれるもの。
わたしの家では、なるべく七夕や夏に関係する食材から選ぶようにしています。
夏野菜で栄養価も高いカボチャはそのままだと子供が苦手なのですが、たまねぎとコーンと一緒にかき揚げにすると、甘くて美味しいと喜んで食べてくれます。
芯ごとそぎ落としたコーンを天ぷらにするとコーンがバラバラにならずに上手くできますし、子供に大人気です。
家で揚げ物をしたくないときは、星の形をした冷凍ポテトやナゲット、お弁当にも使える冷凍の鶏唐揚を買ってきてレンジでチンします。
七夕そうめんの具として準備した具が余ったら、酢飯と海苔で巻いて巻きずしにして食べます。錦糸卵、甘辛く味付けしたシイタケ、カニかまを巻きずしにすると美味しいですよ。
夜空に輝く天の川をイメージして、ガリガリ君のソーダ味をカップに置いといて、シャリシャリほぐれるほど溶けてきたら、練乳を入れてシャリシャリ感がなくならない程度に混ぜて、星型でくり抜いた缶詰の黄桃をその上に散りばめたデザートも子供に好評です。
あなたオリジナルの七夕レシピを子供と一緒に考えてみるのも楽しいかもしれません。
まとめ
子供が喜ぶ七夕そうめんとそれに合うおかず、七夕にそうめんを食する由来について紹介しました。
お母さんと一緒に作った料理を家族みんなでわいわい楽しく食べた七夕は、子供にとって素晴らしい思い出になると思います。
今年は親子で七夕クッキングを楽しんでみてはいかがでしょう。
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