結婚して初めてのお彼岸シーズン。
遠く離れて暮らす旦那さんの実家へ帰省するときに、お供え物をもっていこうと思うけど金額はどれくらいで、何をもっていくと喜ばれるのだろう?
お供え物だけでなく、手土産も持っていったほうがよいと聞いたことがあるが本当だろうか?
その辺りが曖昧なあなたのために、お彼岸のお供えとその金額、手土産について紹介します。
お彼岸に義実家へのお供えは何がいい?
お彼岸といえば、ぼたもち、おはぎ、を想像する人が多いと思います。
実は「ぼたもち」と「おはぎ」は時期によって呼び名が変わるだけの同じ食べ物なんです。
3月のお彼岸時期に咲く牡丹の花にあわせて「牡丹餅(ぼたもち)」、9月のお彼岸時期に咲く萩の花にあわせて「お萩(おはぎ)」と呼ばれるようになったそうです。
その昔、塩よりも貴重だった砂糖、邪気を祓う小豆は、どちらもご先祖様へのお供えするのに相応しいとされていたことから、それらを使って作った牡丹餅やお萩が生まれたといわれています。
わたしが子供の頃、お彼岸で祖母の家に行くと、祖母手作りのお萩が仏壇にお供えされていました。
お供えする分以上に祖母はお萩を作っていました。
わたしも両親もお萩はあまり好きでなく、余ったお萩を帰り際に持たされるのですが、日持ちしない上に数も多かったので、食べきれない分は申し訳なく処分していたのだと思います。
できればこんなもったいないことはしたくないですよね。
わたしの祖母のようにお萩を自作する義母かどうか前もって確認しておくと安心です。
確認ついでに、お供えで欲しいものも聞いておいて、それをもっていけば喜んでもらえますよね。
どうしても義母に聞けない事情があるなら、お花、線香とローソクのセット、来客時に配れる小分けになったお菓子セット、などがオススメのお供えです。
お彼岸のお供えの金額は幾らが相場?
お彼岸のお供えの金額は3000~5000円が一般的な相場です。
現金と品物でお供えする場合は、現金が3000円、品物が1000~2000円、合わせて5000円程度が望ましいです。
これ以上の金額にすると、義両親に気を遣わせてしまいます。
これ以上の金額で最初のお供えを用意してしまうと、今後もその金額を維持し続けなければ、
「お供えの質が下がっているのは故人に対する気持ちが弱くなっているからか?」
と、全くそんな気はないのに、義両親から変に疑われる原因になりかねません。
お彼岸のお供えを用意するときは、金額に十分注意してくださいね。
お彼岸に義実家への手土産はもっていくべき?
手土産は必要ありませんが、お供え物と別に用意して持っていくと義両親への印象が良くなると思います。
わたしが小学生だった頃、祖父が亡くなり、祖母だけ暮らす家に秋のお彼岸で帰省するときは、祖父が好きだったお饅頭をお供え物として、祖母が好きな梨を手土産として母が持参していました。
祖母は「いつもいつもありがとね」というと、お饅頭だけでなく、梨も仏壇にしばらくお供えしてました。
梨すぐに食べたいのになぁ・・・と子供ながらに思ってましたが、今振り返ってみると、祖母は誰かに頂いた品物を一旦お供えして、祖父にも味わってもらっていたのかなと思います。
わたしの友人に聞いたところ、お供え物は日持ちがする故人が好きだったもの、手土産は義父または義母が好きな果物を持って行くという意見が多かったです。
お彼岸で義実家にほかの親戚も集まるなら、お彼岸後にみんなに配れるよう小分けになったものだと親切かもしれませんね。
まとめ
お彼岸に義母が手作り牡丹餅(お萩)を用意しているかもしれないので、何をお供えとして持っていくのかは、事前に義母と確認しておくと安心です。
お供えの金額に一般的な相場はありますが、高すぎず、安すぎず、毎年継続することも忘れずに考慮するとよいでしょう。
お彼岸に義実家への手土産は必要ないですが、旬の果物を持っていって一緒に食べるのも良い親孝行になると思いますよ。
コメント