友達とのかかわりも増えてきて、相手のことを考えることができるようになってくる4歳の時期にぴったりの絵本を知りたい。
読み聞かせをしても子供が集中して聞いてくれないときはどうすれば子供が絵本に興味をもってくれるの?
今回は4歳の読み聞かせに悩むあなたのために、保育士と幼稚園教諭の資格をもつわたしが読み聞かせしている絵本のおすすめ5冊と、聞かないときの対処法について紹介します。
絵本の読み聞かせで4歳におすすめしたい5冊
4歳児は想像力が豊かになり、人を思いやる心が発達してきます。
この時期には、人を思いやる心を育てる「人の気持ちを知ることができるストーリー」や想像力を豊かにする「わくわくするような冒険ストーリー」の絵本がおすすめです。
今回はこのようなストーリーをメインに5冊紹介します。
すてきな3人組 トミー・アンゲラー
3人組の大盗賊を主人公にした、少し怖い雰囲気を持つ絵本です。
泥棒たちが国中の孤児に素敵なお城をプレゼントするというハートフルなストーリーですが、悪い泥棒なのに良いことをするという行動を子供たちは聞いていてどう思うのか?
想像力を働かせていろんな感想を口にしてくれる1冊です。
善悪を子供に教えるきっかけにも繋がる絵本で、大人でも考えさせられますよ。
そらまめくんのベッド なかやみわ
そらまめくんのベッドはわたしが気に入って子供に読み聞かせをしていた1冊です。
「貸して」「いいよ」を学ぶことができる本として人気で、お友達とのやり取りが増えてきた4歳児にピッタリの絵本です。
お友達に大事なベッドを貸してあげられないそらまめくんが、お気に入りのベッドを無くし、友達に助けてもらいながらベッドを探すというストーリーは人を思いやる心を育てる1冊としておすすめです。
そらまめくんはただ意地悪なだけなのか、それとも本当に大事で貸してあげられないのか、実際に手にとって読んで、子供と一緒に考えてみてください。
かいじゅうたちのいるところ モーリス・センダック
映画化もされたこの絵本は、親に叱られたいたずらっこのマックスが不思議な世界で冒険をして、かいじゅうたちのいるところの王様になるという子供の空想を描いたストーリーです。
文章が少なく絵を楽しむ絵本で、子供の想像力を掻き立ててくれる1冊です。
マックスの冒険は子供たちの好奇心を刺激し、自分もを冒険をしてみたいという気持ちにさせてくれます。
最後に帰る場所は自分の家というのが子供に安心感もたらせてくれるので、思う存分空想が楽しめるのもいいですね。
もうぬげない ヨシタケシンスケ
表紙を見ればどんな内容か一目瞭然のこの絵本は、読み聞かせの苦手なパパでも読める1冊としておすすめです。
頑張ってひとりで服を脱いでみたけどどうやっても脱げなくなった男の子を描いていて、何度見ても面白く、親から見ると自分の子供もやっていたなと思い返してクスっとくるそんな絵本です。
子供も引き込まれる魅力の詰まった絵本で、読み聞かせが苦手な子供にもおすすめです。
どうぞのいす 香山美子/柿本幸造
全国学校図書館協議会選定図書にも認定されているベストセラー絵本です。
優しいタッチの絵本で、思いやりを育てたいときにぴったりの1冊です。
うさぎさんが作った「どうぞのいす」の周りで食べ物がとりかえっこされていくストーリーは温かい気持ちにさせてくれます。
「どうぞ」と書いてあるからいただいたけれど、あとの人の気持ちを考えて贈り物残していく動物たちが素敵で、子供の優しい気持ちを養ってくれそうですね。
読み聞かせを聞かない4歳の対処
話せる言葉が増え、子供とのコミュニケーションが取りやすくなってきた4歳児には、その子供に合った絵本を選んであげるといいです。
好奇心が旺盛の子供には冒険などのわくわくするストーリーを、友達との関りが楽しくなってきた子供には人の気持ちを考えさせられるストーリーを選ぶと絵本に集中してくれるでしょう。
クスッと笑えるストーリーの絵本は、ボリュームのある絵本が苦手な子にはおすすめですよ。
まとめ
想像力を豊かにする「すてきな3人組」や「かいじゅうたちのいるところ」、人を思いやる心を育てる「そらまめくんのベッド」や「どうぞのいす」は4歳児の読み聞かせにぴったりの絵本です。
「もうぬげない」のように大人も子供もクスっときて何度も繰り返し読みたくなる絵本もわたしはお気に入りです。
その子に合った素敵なストーリーの絵本を一緒に選んであげて、子供が読み聞かせを楽しんでくれるといいですね。
今回紹介した絵本が参考になると嬉しいです。
あなたの子供と一緒に本屋さんや図書館に行って素敵な絵本を選んでくださいね!
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あなたの育児の参考になると嬉しいです。
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