12月になると喪中はがきが届くことがあるかと思います。
年賀状をやりとりする相手からの喪中はがきなら、返信しないといけないのかな?
返信するときの文章はどう書けばいいのかな?
すぐ返信を書かないといけないのかな?
と悩む人もいるんじゃないでしょうか。
今回は喪中はがきの返信は必要なのか、返信するときの文例、返信する時期について紹介します。
喪中はがきの返信は必要?
原則として、喪中はがきの返信は不要です。
喪中はがきとは、
喪中により来年の年賀状は控えさせていただきます、
という気持ちを相手に前もって知らせる気遣いを示すもので、相手が返事を期待しているものではありません。
しかし、とてもお世話になっている上司から喪中はがきが届いたら、元気づける言葉を綴った手紙を送りたいと思いますよね。
そんなときは喪中はがきの返信として、お悔やみ状や寒中見舞いを出せばよいです。
喪中はがきの差出人の家に故人の遺影がある場合は、お悔やみ状とあわせて香典またはお花だけ、その他の商品は送らないのが一般的のようです。
喪中はがきの返信の文例は?
喪中はがきの返信として、わたしがとてもお世話になっている上司にお悔やみ状を書くならこんな感じです。
奥様の訃報にふれ、謹んでお悔やみ申し上げます。
◯◯課長のご自宅に食事会で招かれたときに奥様と初めて会って本当に優しい方だなと思いました。
またいつか奥様にお会いできる日を楽しみにしていたのに、突然のことすぎて、なんと言葉をおかけすればよいか正直わかりません。
ご葬儀に参列することがかないませんが、機会をみて挨拶に参りたいと考えております。
心ばかりではございますが、同封したものをご霊前にお供えください。
ご冥福を心よりお祈りいたします。
喪中はがきの返信として、寒中見舞いを書くならこんな感じです。
ご服喪中につき、年始のご挨拶は控えさせていただきます。
奥様が急逝されたとのこと、遅ればせながら謹んでお悔やみ申し上げるとともに、心よりご冥福をお祈りいたします。
寒い日が続きますが、◯◯課長およびご家族の方々におかれましても、お体を大事にお過ごしください。
令和◯年一月
喪中はがきの返信のマナーとして次のことに気をつけましょう。
- ハガキより封書
- 毛筆なら薄墨
- 万年筆なら黒またはブルーブラックのインク
- パソコンより手書き
- 白無地の便箋(縦書き)
- 封筒は縦書き(洋封筒でも可。その場合は封じ口が左向き)
ハガキの場合は、年賀はがきではなく普通のはがきを使って寒中見舞いとして出しましょう。
喪中はがきの返信の時期はいつ?
喪中はがきの返信としてお悔やみ状を送るなら、すぐ出して問題ありません。
寒中見舞いを返信として出すなら、松の内が過ぎてから2月の節分までに相手に届くように出します。
松の内とは正月の松飾りを立てておく期間で、元日から7日または15日とされています。
7日なの?15日なの?と曖昧ですが、1月15日以降なら寒中見舞いを送って大丈夫そうですね。
お悔やみ状を出して、年が明けてから寒中見舞いを出す人もいるようですが、これも問題ありません。
喪中の相手にとっても、気遣ってくれている気持ちが伝わって嬉しいと思います。
まとめ
喪中はがきの返信は原則不要が一般的ですが、慰めや元気づける言葉をどうしても伝えたかったら、お悔やみ状や寒中見舞いで返事を書きましょう。
身近な人が亡くなって喪中ハガキを出した相手から返事がきたら、気遣ってくれて本当にありがたいと感じるんじゃないかと、わたしは思います。
喪中はがきが届いたら返信して、相手を勇気づけてあげてくださいね。
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